【クリスマスイヴ礼拝】                                       2008年12月24日 

 『神様からのプレゼント』  

 

ヨハネ3:16−21

 

山岸 明牧師

 ヨハネの手紙に「互いに愛し合うこと、これがあなたがたの初めから聞いている教えだからです」3:11とあります。私たちが互いに愛しあうする「愛」という教えが必要です。ここには私たちが普段使用する愛と聖書が教える愛の違いがあります。ある学者(グレゴリー)が人間の愛は強烈だが長続きしない欲望であると言いました。

 それは、人間の愛には残酷さや冷酷さも同居しているからです。例えば、利益がなくなれば捨ててしまったり、美しくなければ目移りします。面倒臭くなれば手を引き、要求に応じられなくなれば用はないのです。人間の愛はどこかで計算し、気まぐれで、もろくて、当てにならない無責任なものです。聖書はそのような人間の愛をエロースの愛と言い、それは「自己中心的な愛・奪う愛」であり、愛と憎しみが一体となっている偽りの愛なのです。しかし、そんな人間の愛でも社会では尊いものとして存在しています。人はその愛を求め、憧れ、希望を置くのです。

 聖書はその人間の愛を否定します。では真実な愛とは何でしょうか?それは「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。神が御子を世に遣わされたのは、世を裁くためではなく、御子によって世が救われるためである。」3:16 

 その真実の愛とは、それは、その御子イエス・キリストをお与えになったほどに、私たちを愛された。この「愛」です。この愛は、私たちがどんな状態であっても、愛する愛であり、ご自身よりも他者を愛する愛であります。自己犠牲を惜しまない愛なのです。どんな事があっても変わらず、決して裏切らない愛、これが神の愛なのです。この真実なる愛に生きるとき、人は本当に生きる者となるのです。クリスマスはその愛が私のもとにきた知らせです。私と共にあるのです。

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