【主日礼拝メッセージの要約】                                 2008年46

主イエスの模範」 

 マルコによる福音書1章9 - 11節

 

富田敬二牧師

 キリスト教会の暦はイースターで始まり、クリスマスを経てレント(受難週)で終わります。日本では教育や職場の年度が4月から翌年3月と言うことで、教会暦とほぼ重なります。信仰の再確認に適切な月です。さあ新年度の出発です。


【天の父の配慮】
 新入生や新人社員のように、心を新たに信仰生活の第一歩を踏み出しましょう。読み慣れ古びた聖書でも新ピカの聖書と思って第一ページを開きましょう。父なる神の天地創造の記録です。その聖書は『極めて良かった』と。しかし、神の似像として創られた『人』が罪を犯してしまいました。聖書はその『神』と『人』との和解の記録で、神に立ち返る『道』を無代価で開いてくださったのです。


【天の父の決断】
 アブラハムに呼びかけられモーセに臨在された天父の聖旨を無視した選びの民イスラエルは、約束の地カナンに定着して王国を築きましたが偶像にひれ伏してしまいました。神はこの民が御父に立ち返る道を預言者を通して示され悔い改めを迫ったのです。独り子の受肉(イザヤ7:17)や先駆者ヨハネの出現(イザヤ40:3)です。イスラエル回復の道に神の子の贖罪死の荒療治です。


【神の子の受肉】
 男の子の誕生、彼の名はインマヌエル。神われらと共に居ますの意味です。その名はイエス。ヤハウェの救いです。イザヤは霊なる神が受肉されて人の子となられるそのお方の生涯をも預言し『この人は見るべき面影はなく輝かしい風格も容姿もない。彼は軽蔑され無視され・・・』彼が刺され殺され『打ち砕かれたのはわたしたちの咎(罪)のため・・・』彼の傷によって癒されたのだと。贖罪主のご生涯を知らされながら、なお罪に浸り『救い』を無視する現実ではないでしょうか。


【神の子の模範】
 受肉の主が宣教の初期に先ずバプテスマのヨハネからバプテスマを受けられた。悔い改めを必要としないお方が何故?と。ヨハネにとって救い主を迎える備えのバプテスマも、主にとっては神の国民の証しのバプテスマであった。父なる神も聖霊も共に子なる神を祝福し、神の国はここに在りとの証言をなされたのです。

 

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