【主日礼拝メッセージの要 約】                                 2008年18日

栄 光の高さ深さ 

 
マルコによる福音書9章2〜13節

 

富田敬二牧師

 仙川の地に建つ美しい教会堂は近隣の住民の心に平安を与える佇まいです。しかし無牧師となった今、教会の愛兄姉は寂しい思いで教会を守り、教会堂を管理 し続けておられることと覚え、主の導きを共に祈り続けています。

 今朝は有名な『山上の変貌』です。概要を語るなら、ペテロがピリポ・カイサリヤで信仰告白してから六日目のことです。イエスはペテロたち三人の漁師の弟 子を連れて高い山に登られた。群衆を避けたのでしょう。その山上で異変が起きました。主イエスの衣が真っ白に変わり、モーセとエリヤと語り始めたのです。 三人の弟子は驚きます。が忽ち深い雲に覆われ、その切れ間から光とみ言葉が響きます。『彼こそわが愛子、この者にのみ聞け』と。聖書で唯一の記録です。

【み言葉の真意は】
 主のみ姿が変貌したと言うこの記録は、如何なるメッセージなのでしょう。この箇所は主の公生涯の折り返し点なのです。弟子訓練の中心課題に触れ、メシヤ の十字架と復活、天国の到来を語られた(前節まで)後に、その確かな証拠がこの山上となったのです。群衆から隔離され、三人の漁師出の弟子に、イエスが約 束のメシヤであること、父なる神が『これこそ私の愛する子、これに聞け』と。

秘められた数々の言葉】
 高い山→聖なる山、神のご臨在を意味する。旧約・・・シナイ山・ホレブ山等。A真っ白→新約では、純潔・無罪、また勝利を表す。(ヨハネ20:12., 黙示6:2)
 ・モーセ=律法の付与者として、そのまま『律法』をしめし、過去を暗示する。
 ・エリヤ=モーセに対比。預言者エリヤはメシヤの先駆者。未来と希望の暗示。
 ・雲→神の臨在の場所、又その象徴。詩18:11では神を乗せる戦車(昇天・来臨)。

【栄光に包まれて】
 山に上った漁師の姿は固まっていたでしょう。主の栄光は想像を遙かに超えた事実となりました。三人は同時に父なる神から『これに聞け』と示され、下山の 道では主から『人の子が死者の中から復活するまで、このことを語るな』と。大いなる栄光に包まれた漁師三人は、主の復活後、栄光の証人となったのです。          
 
 

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