【主日礼拝・メッセージの要 約】                                 2008年6月22日

わたしがあなたと共にいる」 

 
使徒言行録 18章1節−11節

 

宮井武憲兄(浦和教会員)

 パウロは、失意のうちに、アテネを去ってコリントの地に足を踏み入れます。当時コリントは商業都市として繁栄していた大きな町ですが、道徳生活は退廃し、「コリント行きは、すすめられない」と言われたほどの町です。そこに、パウロは向かって行きます。福音を伝えるためです。そこで、ローマから追放されたアキラとプリスキラに出会い、「天幕造り」をしながら、安息日ごとに、ユダヤ人会堂で福音宣教に励みます。ところが、「イエスは主」と宣べ伝えれば伝えるほど、反発も大きくなっていき、ユダヤ人会堂と決別します。パウロが恐れと大きな不安の中にあったとき、主は、幻を通して、パウロに語られます。


 「恐れるな。語り続けよ。黙っているな。わたしがあなたと共にいる。あなたを襲って危害を加える者はない。この町には、わたしの民が大勢いるからだ。」主は「わたしがあなたと共にいる」と宣言されます。だから「恐れるな、語り続けよ、黙っているな」と。主は、パウロに先立って、すべてのものを備えてくださったのです。アキラとプリスキラ、シラスとテモテ、ティティオ・ユストの家。「主の山に備えあり」です。


 今日から29日まで「神学校週間」です。献身された神学生を覚えて祈り支えてくださっていることを感謝いたします。神学校の学びを通して私は、復活されたイエス・キリストの命に生かされている私たちは、「命の輝き」を人々に伝えていく働きを神様から託されていることを示されています。
神様は、この地に、キリストの体である仙川教会を建てられ、呼び集められ、期待し、福音宣教のわざを託されています。しかし、福音を伝えられるのは、神様ご自身です。私たちは、神様のお働きに、光栄にも参加させていただいているのです。まことに「人間の心は自分の道を計画する。主が一歩一歩を備えてくださる。」のです(箴言6:9)。「わたしがあなたと共にいる」と約束してくださっている主に信頼して応えていきましょう。

    

 

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