【主日礼拝・メッセージの要 約】                                 2008年8月31日 

数えよ主の恵み 」

 
ヨハネによる福音書2章1-11節

 

榎本 弘兄

 

通常、わたしたちの日々の歩みが、どんなに神様に祝福されているかを思い起こすことは、さ程多くないのではないでしょうか。


 今朝の聖書の箇所は、イエス様が公生涯に入られた初期に、ガリラヤのカナの婚礼で示された祝福あるいは恵みの出来事の記録です。それはなんともさわやかな奇跡の出来事であり、またなんと幸せな花婿・花嫁だったでしょうか。わたしたちも、もしこのようなイエス様の祝福と恵みが与えられたら、どんなに幸せかと思う程です。


 「ヨハネによる福音書」はこの出来事を、イエス様の「最初のしるし」、つまりイエス様ご自身のメシア的栄光あるいは神の子としての最初の証拠の出来事と言っていますが、まことにそれにふさわしい奇跡の出来事と言ってよいでしょう。今朝わたしたちは、この箇所を通して神様のわたしたちへの祝福と恵みに関する豊かな啓示に、ともにあずかりたいと思います。


 私的なことですが、実はわたしたち夫婦は一昨年の10月、「金婚式」(結婚50周年)をむかえました。そしてその時、教会の壮年会・婦人会の方々がお祝いの席をもうけてくださいました。その時の感謝を忘れることができませんが、それにしても、わたしたちの50年をかえり見る時、決してその間のすべてが平坦であったということはできません。それでも今から考えれば、その時々に、ちょうど「水がぶどう酒に変わった」ような、天からの実に適切な導きと配慮があって今日に至っていることを思わされます。この意味でもイエス様による祝福と恵みに支えられて確実に今日があることを、わたしたちは深く感謝しているのです。


 今朝、イエス様による「カナの婚礼の出来事」を通して、皆様とともに、イエス様のわたしたちに対する限りない祝福と恵みを、もう一度思い返し、イエス様への深い感謝を込めて、わたしたちの教会形成とこの世の歩みのために、これからもますます力強く励みたいと願うこと切です。

    

 

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