【イースター主日礼拝・要 旨】                                        2009年4月 12日 

 『大 どんでん返し』  

ルカによる福音書241-27

山岸 明牧師



イースターおめでとうございます。

 イースター(復活祭)とは、イエス・キリストが十字架にかけられて死に、三日目によ みがえられた復活を祝う日です。聖書に「キリストが復活されなかったら、わたしたちの宣教は無駄であるし、あなたがたの信仰も無駄です」1コリント15: 14 とあるように、イエス様の復活がなければ、死が勝利し、十字架に付けた人間が神に勝利したことになるのです。今、私たちがイースターをお祝いできる のは、神の力による「大どんでん返し」があったからなのです。

 1回目の「どんでん返し」:権力を恐れず、人を恐れず、ただ神の御心の道をひたすらに歩んだイエス様、神を愛し、隣人を愛し、その言動はまさに神の子で ありました。多くの者がイエス様を慕い、あなたは神の子、救い主であると告白してイエス様に希望を見出していきました。その、神の子であり、私たちの救い 主が、今、目の前に十字架に付けられ、何も出来ない無力な者となっています。だが、神の子ならば、この絶体絶命の状況の中から必ず力を見せるであろうと多 くの者が期待して信じていました。しかし、結果は十字架の上で息絶え、葬られてしまったのです。イエス様が残したものは何か?それは現実と絶望でした。イ エス様を神の子、救い主と信じていた人々にはまさに「どんでん返し」だったのです。

 2回目の「どんでん返し」:死んだはずのイエス様が三日後に復活されました。これは「人の子は必ず、罪人の手に渡され、十字架につけられ、三日後に復活 することになっている」という聖書の言葉が成就したのです。イエス様の復活には大きな意味があります。神様の約束は必ず実現すること、私たちの人生が神様 の約束に従って、絶望から希望へ、悲しみから喜びへ、涙から笑顔に逆転するのです。ここに私たち人生の「大どんでん返し」が起きたのです、「あなたがた は、なぜ生きておられる方を死者の中に捜すのか、あの方はここにはおられない、復活なさったのだ」同6、私たちの人生、山あり谷あり、嬉しいときもあれば 辛いときもあります。でも私たちは失望しません。何故ならば、私のために復活してくださり、そして、今も私のために生きて働いてくださり、私を愛してくだ さるイエス様が共にいるからです。これからもイエス様を信じ、信頼し、共に歩んで生きましょう。

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