【主日礼拝・要 旨】                                        2009年6月7日 

 『あなたの拠りどころは』 

列王記上18:20−29 

山岸 明牧師

 

 当時イスラエルの国は秩序も平和もなく、国は荒れ果て暗黒の時代でありました。をはじめ民は真実なる神(ヤハウェ)を捨て、バアルの神を信仰していたのです。イスラエルの民はモーゼを通して神から与えられた十戒「あなたは、わたしをおいてほかに神があってはならない、あなたはいかなる象も造ってはならない」出エジプト20:3 その掟を破り、バアルの神を第一とし礼拝していたのです。

 そんなとき、神は一人の預言者を遣わしました。その名はエリヤ、彼は民にこう言いました。「あなたたちは、いつまでどっちつかずに迷っているのか。もし主が神であるならば、主に従え。もしバアルが神であるならば、バアルに従え。」21あなたの神は誰なのか、どちらなのかはっきりさせなさいと言われました。

 さて、私たちの心ははっきりと定まっているでしょうか?特に日本人は白でもなく黒でもなく、その間のグレーゾーンが好きです。どっちつかずが好きなのです。しかし、ことわざに「二兎を追う者は一兎をも得ず。」 聖書にも「だれも、二人の主人に仕えることはできない。」マタイ6:24 「あなたは、冷たくもなく熱くもない。むしろ冷たいか熱いか、どちらかであってほしい」黙示録4:15とあります。

 私たちは人生の中でこと細かに全部を白黒つけることは出来ません。グレーゾーンも必要です。しかし、自分の命、自分の人生、平安なる心の拠りどころは何でも良いとは言えないはずです。今日、神が聖書を通し私に仰せられているのは、あなたの本当の拠り所をどこに置くべきなのか?私の救いのために十字架についてくださったイエス様を第一とするのか、それとも、それ以外のものを第一とするのか。今、私たちは心をはっきりと定めなければならないのです。


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