【主日礼拝 メッセージ 】                                                   2010年8月29日 

『あなたの使命』

コリントの信徒への手紙(一)6章19-20節

青梅あけぼの教会
森元國文副牧師 

 
 神はわたしたち人間を働く者としてお造りになりました。それは、創世記2:15に「主なる神は人を連れて来て、エデンの園に住まわせ、人がそこを耕し、守るようにされた」とあるように、神は最初の人アダムにエデンの園の管理を任せたのです。アダムはその仕事を喜び、その仕事によって神の栄光をあらわしました。しかし、彼は取って食べるなと命じられていた木の実を食べ、罪を犯しました。その結果、働く意味、目的が分からなくなってしまったのです。それは働くことが、主の為から自分の為に変わってしまったということです。アダムは神から与えられた仕事が苦痛になりました。

 わたしたちは与えられている仕事をどのように受け取り、どのような気持ちでそれを行っているでしょうか。わたしたちはこのように言われたとき、教会の奉仕を考えるかもしれません。しかし、わたしたちは主のものであり、生きるも死ぬのも主の為であるならば、社会人として仕事をすることも家事をすることも学ぶことも病に伏すことも、またそれだけでなく一日24時間すべてが主の業の中に取り入れられているのです。

 わたしたちは罪を犯し、自己中心に陥ってしまったので「どう生きるか?」「何をするか?」を自分で問うています。しかし、これはこの世の問いであって、この世を支配するサタンの問いなのです。サタンは「自己実現」というこの世的な美しい言葉でわたしたちを誘惑し、やがてその言葉はこの世からの脅迫に変わります。「勝ち組、負け組み」という言葉がそれを証明しています。

 わたしたちはこの世に生かされています。あなたが生きる理由は何ですか。自分の為に「虚栄心」や「欲望」また「怠惰」を満たす為ですか。それとも神の計画の中で、神のみ旨に従う為でしょうか。
「知らないのですか。あなたがたの体は、神からいただいた聖霊が宿ってくださる神殿であり、あなたがたはもはや自分自身のものではないのです。あなたがたは、代価を払って買い取られたのです。だから、自分の体で神の栄光を表しなさい。」(Tコリント6:19−20)このように聖書は明確に示すのです。


 
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