【主日礼拝 】                                  2011年10月23日 

『教会の一致』

コリントの信徒への手紙一1章10-17節

山岸 明牧師

                     
 教会に集う人たちはクリスチャンであっても、世の中で毎日生活しているのですから、教会が世の中と似ていても不思議ではありません。聖書を見ても、教会は内部対立を起こしたり、個々の争いがあったり、神に背信行為を行ったりしています。コリント教会の中にも分裂騒動が起きました。『「わたしはパウロにつく」「わたしはアポロに」「わたしはケファ(ペトロ)に」「わたしはキリストに」』(12)。それを聞いたパウロは「キリストはいくつにも分けられてしまったのですか」(13)と警告をしました。

 教会において一致をしていくために必要なことは何でしょう。
1.一致は与えられた努めであることを知る。パウロは「あなたがたに勧めます。神から招かれたのですから、その招きにふさわしく歩み、一切高ぶることなく、柔和で、寛容の心を持ちなさい。愛をもって互いに忍耐し、平和のきずなで結ばれて、霊による一致を保つように努めなさい」(エフェソ4:2−3)と言われました。教会において一致を守る道は、神様の御前において、私も、あなたも、神様に愛され、赦され、生かされている事を知ることです。
 
2.情熱を持って教会を愛すること。理想と現実とのあまりの違いに、簡単に希望を失ってしまう事があります。しかし、私たちは、たとえ教会が不完全であったとしても、情熱を持って教会を愛さなければなりません。教会の一致を守るということは、私たち一人一人の責任であることを真剣に受け止めてください。ときには自分の事よりも他人のこと、教会を優先しなければならない事もあります。そこには教会を愛する情熱がなければできません。

3.批判するのではなく励ます。神様は他人を批判する事、人と比較する事、人を裁く事について、繰り返し警告を与えておられます。「他人の召し使いを裁くとは、いったいあなたは何者ですか。召し使いが立つのも倒れるのも、その主人によるのです。しかし、召し使いは立ちます。主はその人を立たせることがおできになるからです」(ローマ14:4)人々は純粋に愛し合い、いたわり合っている教会に押し寄せてきます。


 
福音メッセージ一覧
戻る
                  

福音メッセージ一覧

集会案内

質問・メール

キリスト教イロハ

聖書を読む