【主日礼拝 】                                  2011年11月20日 

 『神にならう者となる』

エフェソの信徒への手紙5章6-20節

山岸 明牧師

 「あなたがたは神に愛されている子供ですから、神に倣う者となりなさい」(5:1)神に倣う者となるには霊的成長をするとともに、光の子として歩むのです。私たちが霊的成長をすると言う事は決して特別な事ではなく、健全な事なのです。植物は『芽が出て、穂になり、実を結ぶ』と言うように成長していきます。私たちの霊的成長は主に結ばれて、そして主に育てられて霊の実を結のです。それは「愛であり、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、節制です」(ガラテヤ5:22)。霊が成長すれば“愛”という素晴らしい実を結ぶのです。

 「あなたがたは、以前は暗闇でしたが、今は主に結ばれて、光となっています。光の子として歩みなさい」(5:8)。 私たちが光の子になっていると言う事は、私たちが神に守られて、万端うまく行くと言う事ではありません。クリスチャンになったから、特別に何か良い事があるとか、光の子になったから、立派な人間になったというのではありません。クリスチャンになってもわたしはわたしであります。しかし、主に結ばれて「光の子」になったと言う現実があり、神に愛されている現実があるのです。その事を決して忘れてはなりません。

 「眠っている者よ、起きなさい。死人の中から、立ち上がれ。そうすれば、キリストがあなたを照らされる」(5:14)。なぜ、起きよと言われるのでしょうか?それは、人生の夜明けが来たからです。新しい人生が始まるからです。悲しんでいる者、倒れている者、嘆いている者、私なんか駄目と思っている者、いじけている者、起きなさい、寝ているときではありません。泣いている顔を上に上げなさい、キリストがあなたを照らし、その涙を拭い去ってくださるから。

 イエス様が十字架の上で息を引き取られるとき「成し遂げられた」(ルカ19:30)仰せられました。暗闇は終り、主の栄光があなたに注がれたのです。「起きよ、光を放て。あなたを照らす光は昇り、主の栄光はあなたの上に輝く。見よ、闇は地を覆い、暗黒が国々を包んでいる。しかし、あなたの上には主が輝き出で、主の栄光があなたの上に現れる」(イザヤ60章1−2)。


 
福音メッセージ一覧
戻る
                  

福音メッセージ一覧

集会案内

質問・メール

キリスト教イロハ

聖書を読む