【アドベント第2週・主日礼拝 】                                  2011年12月4日 

 『主を待ち望め』

詩編27編14節
「主を待ち望め 雄々しくあれ、心を強くせよ。主を待ち望め」

山岸 明牧師

 先週からアドベント(降誕節)に入っています。イエス・キリストの誕生を祝うクリスマスを待ちつつ過ごす時です。私たちが何かを待ち望むときに大事なことは何でしょうか?例えば、この不況下で職を失った方は新しい職場が見つかること待ち望みます。長引く病気と戦っておられる方が一日も早く回復して、家庭に戻れるようになることを待ち望みます。悲しみの中にある方々が一日も早く癒され、平安が与えられるようにと待ち望みます。私たちは「待つ」と言うことを人生の中で何度も経験します。待つ事ができずに諦めてしまったりすることもあります。いつなのか分からない状況の中で『待ち望む』と言うのは大変辛いことです。そんなとき必要なのは祈りです。

 今日の御言葉は「主を待ち望め 雄々しくあれ、心を強くせよ。主を待ち望め」(14)。あなたのすべての問題を解決してくださる、あなたの人生を意味あるものとしてくださるお方を待ち望め「雄々しくあれ」とは、大胆に心を神に向け、神から離れないねばり強さを持って「心を強くせよ」とは、心の中心に、神様との関係をしっかり置き、神様を信じる決意の強さを持って神を待ち望むのです。

 この世の中は、不条理なことがたくさんあります。私たちの身近にもいろいろなことが起こります。病気や家族の問題、仕事のことなど、様々な辛いこと、苦しいこと、涙することがあります。神様がいつも共にいてくださっているのに、何故このようなことが起こるのか、祈っても全然聞き届けられない。祈っても無駄ではないかという誘惑にもかられます。イエス様が十字架から「なぜ、わたしをお見捨てになるのですか」(マタイ27:46)と叫ばれたように、私たちも叫びたくなるときがあります。

 そう叫ばれたイエス様が、どんなに絶望の中あっても、神は絶対に私たちを見捨てられることはない、と仰せられました。ですから、どんなに苦しいことがあっても、失望せずに祈り続けなさい、神様の助けは必ず来ると約束してくださっているのです。「主を待ち望め 雄々しくあれ、心を強くせよ。主を待ち望め」(14)。目を覚まして神さまの答えを祈りつつ『待ち望む者』として、歩んでいきましょう。   


 
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