【主日礼拝 】                                  2012年1月8日 

 『幻を見よう』

箴言29章18節

山岸 明牧師


 幻とは、実際にはないのに、あるように見えるもの、また、まもなく消えるはかないもの、それも幻です。私たちは消え去る、はかない幻ではなく、実際にはないのに、あるという幻を見るのです。「幻がなければ民は堕落する」(18 )。人生で大切な事は、夢、すなわち希望を持って生きる事です。使徒パウロは言いました。「希望はわたしたちを欺く事はありません。」(ローマ書5:5)口語訳では「希望は失望に終ることはない」と言っています。

 『夢』『希望』を持つこと、それがなければやがて信仰者は、信仰そのものを失ってしまう危険性があります。人は何を思い、何を考えるかによって、その人の行動が決まって来るとも言われます。神様のために、教会のために、大きな夢を持つ事です。それだけではありません。自分自身のためにも、愛する人のためにも、仕事にも、勉強にも、夢と希望を持ちましょう。夢は羽ばたく事ができるのです。私たちが持っている夢は夢で終わらない、神の御心が注がれれば、それは必ずかなう事であります。リチャードバッグは『夢が与えられる時には、それを実現させる力も必ず与えられる』と言いました。

 夢を持たない人は、ただ、毎日言われた事を奴隷のようにするだけになってしまいます。どうしたら、素晴らしい信仰生活ができるのか、どうしたら家族を幸せにできるのか、どうしたら仕事や勉強をより良くする事ができるのか。私たちが夢を持つとき、これを実現するための具体的な祈りが出てくるのです。私たちの祈り求めるところはこうです。「何事でも、神の御心に適うことをわたしたちが願うなら、神は聞き入れてくださる。これが神に対するわたしたちの確信です。私たちは、願い事は何でも聞き入れてくださるということが分かるなら、神に願ったことは既にかなえられていることも分かります。」(ヨハネ(一)5:15)

 今、夢や希望を持てない人はどうしたら良いのでしょうか?今の社会、夢、希望を失っている人が多くいます。例え、そういう中にあったとしても、与えられている自分の状況に感謝を持って生きる事です。そうすれば夢の方から私を迎えにやって来ます。主を信頼し、祈り、希望を持って待ちましょう。


 
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