【主日礼拝 】                                  2012年2月19日 

 『金は天下のまわりもの』

ヤコブの手紙5章1-6節

山岸 明牧師

 「富んでいる人たち、よく聞きなさい。自分にふりかかってくる不幸を思って、泣きわめきなさい。あなたがたの富は朽ち果て、衣服には虫が付き、金銀もさびついてしまいます」(ヤコブ5:1−3)

 物の価値は金銭によってあらわされます。従って、それを持っている人の価値観や生き方は金銭をどのように使うかによって現されます。聖書の中にもお金に関係した話がたくさん出てきます。私たちはお金とどのように関わっていったら良いのでしょうか。

1)すべては神様のもの。
 私たちの持っているものは、本来、神様のものであります。故に、神様から与えられたという前提に基づいて生きる事です。私たちの持っているすべてのものは、神様から管理を委ねられているのです。私たちが神様からその管理を委ねられているという思いを持って、与えられたものを使うなら、人生をもっと価値のあるものとする事ができます。

2)神様を信頼する。
 不確かなものに望みを置くのではなく、神様に望みを置くことです。昔から『お金は天下のまわりもの』と言います。今日は私のところにいても、明日は違う人のところに行ってしまうものです。家族のため、将来のために生活プランを立てることは大切です。しかし、それ以上に魂と永遠のために備えをする事が大切です。どんなにこの世で成功しても、神様の前に何もないようでは失敗の人生です。自分のためだけに宝を積んでも、神の前に富を積まない者は貧しい者です。

3)与えるものは幸いである。
 無駄を省く事は大切ですが、それは『けち』になって、出すべき物さえ惜しむ事ではありません。「善を行い、良い行いに富み、物惜しみせず、喜んで分け与えるように」(テモテ(一)6:18)。自分のためだけに使用するのではなく、良い行いのために喜んで『与える』ことです。イエス様も「受けるよりは与えるほうが幸いである」(使徒言行録20:35)と仰せられています。与えることは大きな祝福となります。


 
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