【主日礼拝 】                                  2012年6月10日 

ケニヤ コイノニア教育センターの働き
「ピース チルドレン」

コリントの信徒の第一の手紙1章26-31節

市橋隆雄牧師

 
 コイノニアとはギリシャ語で「分かち合う交わり」という意味です。コイノニア教育センターはキューナ教会の働きの一つとして近隣地域に住む人々への奉仕と伝道のために2003年1月にオープンしました。ナイロビ市内キバガレ・スラムに住む約1万5千人の、低所得、失業家庭の大人、子ども、青年たちが、貧困の中から希望を持って生活向上のために、自ら意欲的に取り組むことを助け、共に新しいコミュニティー作りを推進することが目的です。コイノニア教育センターはキリスト教の精神に基づいて運営されています。このセンターの活動に関わる人々が自分たちの必要を満たすことを追い求めるだけでなく、互いに愛を持って助け合い、協力し合う関係を育てていく事を目指しています。
一貫教育:4歳から幼稚園2年間、小中高校12年間の一貫教育を提供し、キリスト教信仰に基づく全人格的教育を行います。社会の中で神さまと人々を愛し、奉仕する人材を育てることを目指しています。
 カリキュラム:英語、数学、理科、社会、聖書はACE(アクセラレイテッド・クリスチャン・エジュケーション)プログラムを用い、一人一人の生徒が自分の学力のレベルにそって学習します。自分で計画を立て、実行し、評価をしながら学ぶことで、日々地道に努力すること、学習に、人生に対して義務と責任を果たしてゆくことを教えます。スワヒリ語、ケニヤ社会科はケニヤの政府が定めた学習過程に沿って学びます。寄付されたコンピューターを用いて、ITの授業も小学科から必修科目です。
 情操教育:体育(基礎運動、水泳、空手)音楽(聖歌隊、ピアニカ、リコーダー、フルート、ドラム)美術(絵画、陶芸)などの情操教育にも力を入れています。生徒たちが自分に与えられている才能を発見し、伸ばす助けをしています。簡単な洋裁の基礎を学び、針の使い方、ほころびの直し方を習います。
 給食:毎日10時に雑穀のおかゆ、アフリカの料理の昼食、3時にポップコーンかピーナッツを食べます。バランスのとれた食事によって生徒たちの基礎体力を高め、成長を助けています。生徒たちの多くは、一日の栄養分のほとんどをこの給食に頼っています。一人にかかる食費は1日50円です。
 保護者の関わり:保護者は1か月300円を納めます。保護者としての子どもの教育に責任を持ち、コイノニアの教育に協力するという意志表示です。親としての責任を自覚し、生徒たちの教育に参加しつつ、共に成長することを促します。


 
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