【主日礼拝 】                                  2012年7月15日 

『人は変われる』

エフェソの信徒への手紙4章17-24節

山岸 明牧師


 私たちが“変わりたい”と思うとき、それはどんなときですか?嫌な自分を見たときなど、もっと優しい人間になれたら、もっと素直な人間になれたら、善意ある人間になれたらと思います。イエス様にヨハネという弟子がいました。彼は別名『雷の子』と呼ばれ、怒りに満ちていました。そのヨハネはのちに『愛の人』と呼ばれるほど変わりました。

私たちが変えられる3つの秘訣。
1、主に心を向けること:「しかし、主の方向に向き直れば、覆いは取り去られます、私たちは皆、顔の覆いを除かれて、鏡のように主の栄光を映し出しながら、栄光から栄光へと、主と同じ姿に造りかえられていきます。これは主の霊の働きによるのです」(二コリント3:16−18)。私たちは自分の力で愛の人になる事はできません。イエス様の真似をしても無理です。「心の底から新たにされなさい」(23)。とあるように、聖霊に心のうちに住んで頂く事によって初めて可能になるのです。

2、聖霊の働きに期待すること:聖書全体を通して分かる事は、聖霊は私たちが信仰によって一歩を踏み出したときに力を発揮されるお方であります。踏み出すにあたり恐れがあっても、感情が伴わなくても、弱さを覚えながらも前進するときに、聖霊が働かれます。努力は救いとまったく関係がありません。しかし、霊的成長には深い関係があります。私たちはもっと聖霊の働きに期待しましょう。

3、御言葉によって整えられること:肉体の健康維持は三度の食事と適度の運動です。心も同じで、御言葉をバランスよく食べること、心の運動とは御言葉を食べて実践することです。御言葉には成長するために必要な真理があります。「命を与えるのは霊である。肉は何の役にも立たない。わたしがあなたがたに話した言葉は霊であり、命である」(ヨハネ6:63)。

最後に、私たちが変わる目的は、いつも健康に恵まれ、快適に生活し、幸福感に満たされ、夢が実現し、祈りと信仰によって問題は即座に解決する事ではありません。私たちが変わるのは“神に似た者になる”こと、成長することです。それはまさしく『愛の人』に変わることなのです。


 
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