【アドベント(待降節)第3週主日礼拝 】                            2012年12月16日 

 『感謝か不満か』 

コリント(二)12章7−10節

山岸 明牧師

 感謝は恵みから生まれます。恵みが分れば分るほど、そこから感謝が生まれてきます。では恵みとは何でしょうか?恵みとは無代価で、無条件で、一方的に与えられるものです。この世の中にそんな恵があるのかと思いますが、実に私たちは恵みにとり囲まれているのです。太陽が東から出て西に沈むのも神様の恵みであり、雨が降って地を潤すのも神様の恵みです。こ私たちが呼吸することも神様の恵みなのです。

 私たちがこの恵みを忘れるとき、それは感謝を無くす時です。私たちが恵みから目を離すとき人間にとって最も危険なとき、なぜなら、神様から離れ何でも自分で出来ると過信してしまうからです。恵みを忘れるとき、これは人間にとって最も高ぶっているときです。私たちはいつも感謝に満ち溢れている者となりたいです。たくさんの恵みがありますが、一番の恵みは何でしょうか?それはイエス・キリストです。クリスマスは神様が私たちのために御子イエスを与えてくださったときです。「神はその独り子を世にお与えになったほどに世を愛された」(ヨハネ3:16)。これこそまさに恵みそのものです。

 世の中のすべては移り変わっていきます。しかし、イエス・キリストの救いは永遠に変わる事はありません。イエス・キリストを信じて救われたこと、罪がゆるされたこと、私たちが愛されているという事は、どんな事があっても変わりません。この恵みは永遠に変わらないのです。だから私たちはいつでも感謝する事ができるのです。

 私たちはこの恵みを十分に受け止めているでしょうか。この愛をしっかりと受け取っているでしょうか。主イエスをあなたの心に受け入れていますか。十字架の救いを受け入れていますか。あなたは罪が許されたことを受け入れていますか。あなたは自分が愛されていることを信じていますか。主イエスは仰せられました「私の恵みはあなたに十分だ」その事を信じていきましょう。この恵みをもったら感謝する事しかありません。


 
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