【主日礼拝 】                            2013年2月3日 

 『暗闇を照らす光』 

ヨハネによる福音書12章27-36節

山岸 明牧師

 主イエスはいよいよ十字架が近づいてきたとき「今、わたしは心騒ぐ、何と言おうか。『父よ、わたしをこの時から救ってください』と言おうか」(12)。私たちは暗闇を恐れます。人生の中に起こってくる様々な問題、困難。突然病気になったり、思いがけない出来事が起こったりするとき、闇の中に突き落とされたような思いの中で心騒がせます。主イエスはこの切実なる祈りの最後に「光は、いましばらく、あなたがたの間にある。暗闇に追いつかれないように、光のあるうちに歩きなさい。暗闇の中を歩く者は、自分がどこへ行くのか分らない。光の子となるために、光のあるうちに、光を信じなさい」(35−36)。と仰せられました。

 「神は言われた。『光あれ』こうして光があった」(創世記1:3)。この光こそ、心の闇と人生を照らしてくれる光なのです。イザヤは言いました「あなたの光は、闇の中に輝き出て、あなたを包む闇は、真昼のようになる」(イザヤ58:10)。私たちの心を照らしてくれる光、真昼のようにしてくれる光とは、イエス・キリストです。「わたしは世の光である。わたしに従う者は暗闇の中を歩かず、命の光を持つ」(ヨハネ8:12)。主イエスを信じるとき、私たちは、私たちを取り囲む闇からも、私たちの心に入り込んでいる闇からも 解放されます。

 あなたは命の光を持っていますか?光の中で生活していますか。主イエスをあなたの心に、あなたの生活に、そして、あなたの人生に迎え入れるなら、闇から光に向かうことができます。あなたを襲う闇を恐れることはなくなるのです。あなたの内側にある闇も追い払われるのです。あなたも主イエスを「私の光」として心に迎えませんか。「主はわたしの光、わたしの救い。わたしは誰を恐れよう。主はわたしの命の砦、わたしは誰の前におののくことがあろう」(詩篇27:1)。光に照らされると頑なな心が柔らかくなってきます。今まで見えなかったものがはっきりと見えるようになります。冷えていた心が温かくなります。


 
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