【主日礼拝 】                            2013年3月10日 

 『神様の守りの中で』 

ヨハネによる福音書17章14-26節

山岸 明牧師

 主イエスが十字架を前にした祈りの中で「わたしがお願いするのは、彼らを世から取り去ることではなく、悪い者から守ってくださることです」(15)と神様に願いました。神様がいつも私たちを守り導いてくださっている。そこに私たちの生きていく強さが生まれてくるのです。そこで、私たちが神様の守りの中で生きている事を実感するためにはどうしたら良いでしょうか。
 1、神様に委ねて生きる事。私たちは神様に愛されて、神様の守りの中にある事を信じて、自らの人生を神様に委ねてみてください。神様が私を守ってくださっていることを実感できます。お母さんの腕の中ですやすやと寝ている赤ん坊は、自分の全存在を母親に明け渡しています。母親に抱かれている子どもを見てください。そこにあるのは安心しきった姿です。委ねる行為は決断です。心配事があっても「エィ」と任せる。それが委ねる事です。
 2、神様が与えられた人生を生きる事。私たちは自分で生きるところを自由に選択できますが、野の花は自分で生きる場所を選ぶ事はできません。しかし、雑草のような花であっても、与えられた環境の中で精一杯咲いている姿は美しい。自分の生命を環境に委ねなければならないような弱い草花でさえも神様は美しく咲かせてくださいます。「野の花がどのように育つか注意して見なさい、働きもせず、紡ぎもしない。しかし、言っておく。栄華を極めたソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾っていなかった。今日は生えていて、明日は炉に投げ込まれる野の花でさえ、神はこのように装ってくださる」(マタイ5:28−30)私たちが神の守りの中にある事を確信して歩むならば、野の花を美しく着飾らせてくださる神様は、私の人生を環境などに関係なく素晴らしいものにしてくださいます。
 3、神様を第一として生きる事。私たちはしなければならない事が多くあります。優先順位を間違えると、つまらない事のために多くの時間や物を費やし、一番大切な事ができないままになってしまう恐れがあります。主イエスは「何よりもまず、神の国と間の義を求めなさい」(マタイ6:33)と仰せられた。実生活の中で神様を第一としていくことは大変なことですが、必ず神様に守られ導かれていることを体験します。


 
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