【主日礼拝 】                            2013年3月17日 

 『真理とは何か』 

ヨハネによる福音書18章37-40節

山岸 明牧師

 私たちは普段「真理」という言葉を口にしたり意識したりする事はありません。しかし、真理は私たちの人生に深く関わっている大切なものであります。「真理」という言葉を調べてみると、哲学的に難しい表現をしているものもありますが、分りやすいのがありました『どんなに時間が経過しても、また、どんな場所・空間・次元によっても変わらないこと』。一番分りやすかったのが『本当の事、間違いのない道理』でした。つまり“変わらない本当の事”です。

 主イエスは永遠に変わらない本当のことを証しするためにこの世に来てくださった。それは「神は独り子をお与えになったほどに世を愛された」(ヨハネ3:16)こと。わたしたちが神を愛したのではなく、神がわたしたち を愛して御子イエスをこの世に遣わし、私たちの罪の贖いのために十字架につけられたこと、 そして、信じる者に永遠の命を与えられた。一人も滅びる事がないように、ここに神様の愛がある。そのことを主イエスは十字架を通して証しをされた。

今、初めてそのことを知った人もいれば、すでに聖書を読んで、御言葉を聞いて知っている人もいます。どちらも素晴らしい事です。でも神様が私たちに望んでおられるのはそれだけではありません。次のステップがあるのです。聖書は真理を知った者は社会に、人間関係の中に戻りなさいと教えています。行って互いに慰め合い、励まし合い、泣くものと共に泣きなさい。互いに告白し合い、互いを立てあげなさい。真理を行う人になりなさい。そうすればあなたの人生は変わります。

どんなに美味しそうな料理でも食べてみなければわかりません。食べてみて初めてその美味しさが分かるものです。「御言葉を行う人になりなさい。自分を欺いて、聞くだけで終わる者になってはいけません」(ヤコブ1:22)。とあるように、人は実践を通して謙虚と愛を、責任感と赦す心を身につけ、変化していくのです。


 
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