【主日礼拝 】                                    2013年7月7日 

 『誘惑にあったら』 

ルカによる福音書4章1-13節

山岸 明牧師

 1つ目の誘惑:主イエスは「荒野の中を霊によって引き回され、四十日間、悪魔から誘惑を受けられた。その間、何も食べず、その期間が終わると空腹を覚えられた。そこで、悪魔はイエスに言った。神の子なら、この石にパンになるように命じたらどうだ。」(1−3)。ここでは自分の持っている力を、自分を満足させるために使ったらどうかという誘惑です。その誘惑に対する主の答えは「人はパンだけで生きるものではない」(4)「神の口から出る一つ一つの言葉によって生きる」と仰せられた。(申命記8:3)引用。

 2つ目の誘惑:次に悪魔は「イエスを高く引き上げ、一瞬のうちに世界のすべての国々を見せた。もし、わたしを拝むなら、この国国の一切の権力と繁栄を与えよう。それはわたしに任されていて、これと思う人に与えることができるから」(5−7)。悪魔は、わたしを崇拝すればこの世の権力と繁栄を与え、王にしようと誘惑した。つまり、十字架にかからなくても王となって救いは達成できるよという誘惑です。それに対してイエス様は「あなたの神である主を拝み、ただ、主に仕えよ」(8)と仰せられた。(申命記6:13)引用。

 3つ目の誘惑「そこで悪魔はイエスを神殿の屋根の端に立たせて言った。ここから飛び降りたらどうだ、神は天使たちに命じて、あなたをしっかり守る」(9−1)。悪魔は巧みです。「詩編91:11−12」を引用して誘惑をしました。「主はあなたのために、御使いに命じて、あなたの道のどこにおいても守らせてくださる。彼らはあなたをその手にのせて運び、足が石にあたらないように守る」サタンは聖書を良く知っています。そして巧妙に解釈を曲げて迫ってくるのです。主イエスは「あなたの神である主を試してはならない」と仰せられた。(申命記6:16)を引用。悪魔の誘惑に対して主イエスはすべて御言葉をもって戦われ勝利をされたのです。私たちは日頃から多くの聖句を蓄えておく必要があります。何かの時に神様がそれを思いださせてくださいます。誘惑にあったら修行や儀式によってではなく、御言葉の真理によって勝利することです。     


 
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