【主日礼拝 】                                 2014年6月15日 

   『小さな生きものに学ぶ』      


箴言30章24-28節

山岸 明牧師

 箴言は人生の知恵を教える書です。自然界の小さな弱い生き物(蟻、岩たぬき、いなご、やもり)から人生の知恵を学ぶように勧めています。


1「蟻に学ぶ」
蟻は夏の間に食べ物を集め冬に備えます。私たちの人生は長いようで短いものです。老後のために備えることも大切ですが、それにもまして魂の備えが必要です。「だから、わたしたちは落胆しない。たとい、外なる人は滅びても、内なる人は日ごとに新しくされていく」(Uコリント4:16)。体が衰えて喜びが味わえなくても、いつも豊かに生きる霊の糧を貯えるのです。

2「岩狸に学ぶ」
岩タヌキは弱い小動物で、岩穴に隠れることによって危険から身を守っています。私たちの人生にも、いろいろな試練や嵐が必ずやってきます。安全で逃れるべきところが必要です。ダビデは「神こそ、わたしの岩、わたしの救い、砦の塔、わたしは決して動揺しない」(詩編62:3)と告白した。

3「いなごに学ぶ」
小さな“いなご”が力を合わせると町を覆いつくし、農作物をすべて食べ尽くしてしまいます。人はどんなに能力があっても、他と協力出来ない人は、その能力を十分に伸ばす事はできません。反対に、小さな力しかなくても、人と協力することによって、大きな力を発揮するのです。

4「やもりに学ぶ」
やもりが宮殿にいれば、だれも“やもり”を捕まえることができません。私たちが主イエスの愛の内にとどまれば、だれも、その愛からわたしたちを引き離すことはできません。ここに出てく弱くて小さな生き物は、私たちの姿なのです。神は仰せられます。「自分の心により頼む者は愚か者だ。知恵によって歩む人は救われる」(箴言28:26)


 
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