【主日礼拝 】                                     2014年10月19日 

   教会学校の恵み』      

マタイによる福音書28章16-20節

山岸 明牧師

  教会学校の目的:「教会学校の目的は、その活動を通して、すべての人がイエス・キリストを信じる信仰告白に導かれ、教会を形づくり、生の全領域において主に聞き、主を証する生活を確立していくことにある。」(1999年改正)

1.    個性の違いを喜び合う場:一つの出来事を共に体験し、いくつかの角度から互いに見つめ合い、検討し合い、コンセンサスを見出していく「共同性」が大切にされる場である。「互いに出会い、共に考え、共に喜び、共につくる」共同の場ですある。(P39−42)

2.    断絶を紡(つむ)ぎ合わせる場:「分断された時代」「個人主義の時代」は、今後ますます深まるでしょう。教会学校は世代を結び、人と人とを結ぶ場として開かれています。世代を超えた交わりはいのちの継承の結びつきに心を開かせ、次の世代に対する責任と優しさを学ぶ場となります。(P42−44)

3.    いのちを見つめる豊かな感性を養う場: 「いのち」を養い育てていくためには、み言葉に聞き、主イエスのまなざしに出会うことが大切です。同時に「歴史性」「隣人性」を持って生きることの大切さ を忘れてはなりません。過去の歴史を自分に無関係だと軽視したり、進行中の歴史に無関係であってはいけません。また「私」は隣人の存在によってあることを 忘れてはなりません。(P44−49)

4.    愛する「意志」を学び育てる場: 愛は概念でしょうか。確かに愛は心の問題、概念や思想の問題として捉えられ、情緒的な領域で扱われます。しかし、愛が力を持つとき、具体的な形になりま す。教会学校では、世界を知り、社会を考え、具体的な行動を考え合い、学び合い、励まし合い、感謝を表し、行動や形に現すために、互いを結びつける場とな ります。(P49−53)

5.    生の全領域を見つめる場:悔い改めと救いの告白は信徒一人ひとりが生か
されている(生の全領域)の場で証しされます。教会学校は、集うメンバー一人ひとりを「証人」として生活の場へと押し出します。(P54−56)

    参照資料「教会ハンドブック」日本バプテスト連盟
 
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