【主日礼拝 】                                     2014年10月26日 

   賛美の力』      

使徒言行録16章25-34節

山岸 明牧師

   賛美には力があります。私たちが本気で神様を賛美したら、そこには神様の力、奇跡が起こります。では本気の賛美とはどういうものでしょうか?賛美は神様 への献げものです。本気の賛美とは神様をほめたたえることです。神様は素晴らしい、ハレルヤ(主をほめたたえよ)と。

 パウロとシラスがフィリピの町で伝道していたとき捕えられた。高官たちは二人の衣服をはぎ取り、何度も鞭で打って牢の一番奥に放り込んだ。そこは光の届 かない悪臭に満ちた暗闇の中だった。「真夜中に彼らは賛美の歌をうたって神に祈っていると、ほかの囚人たちはこれに聞き入っていた」(25)。すると「突 然、大地震が起こり、牢の戸が開き、すべての囚人の鎖が外れた」(26)。とても不思議な光景です。

 私たちの人生にも“真夜中”を歩むときがあります。神様がおられるならどうして・・・神様を呪いたくなる事もあります。人生真面目に生きて来たのにどう して・・・投げ出したくなる事もあります。こうなったのはあなたの責任だと言って相手を責め続ける事もできます。と同時に、私たちは神様を賛美する事も出 来きます。

 パウロとシラスは神様に賛美することを選びとりました。それはどんな状況の中にあっても神様が共にいてくださる事を信じていたからです。パウロは叫んだ 「誰が、キリストの愛からわたしたちを切り離すことができましょう。艱難か、苦しみか、迫害か、飢えか、裸か、危険か、剣か」(ローマ8:35)。たとえ 獄中にあっても、鎖でつながれていても、神の愛から引き離す事はできないと告白したのです。

 私たちも神様の愛の中に生きる者です。どうか、どんな時でも心から主を見上げて『ハレルヤ』『感謝します』と賛美してみてください。必ず扉が開かれ、鎖が外れ、解放と自由が与えられます。私たちが心から神様に賛美を献げるならば、そこに神様の力が現されていきます。

 
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