【主日礼拝 】アドベント第2週                                 2014年12月07日 

     信じる幸い』      

ルカによる福音書1章26-38節

山岸 明牧師

「 天使はマリアのところに来て言った。おめでとう、恵まれた方。主はあなたと共におられる」(28)。恵まれた人生とはどんな人生でしょうか?悩みや苦しみ のない人生でしょうか、たくさんの物に囲まれた人生でしょうか、それとも自分の計画通りに歩む人生でしょうか。いろいろあると思います。では、恵まれた方 と言われたマリアはどんな人生を歩んだでしょう。
 
  天使は続けてこう言いました「あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい」(31)。それを聞いてマリアはびっくりして、「どうしてそんなことがありえましょうか。わたしは男の人を知りませんのに」34 と言った。

  クリスマスの出来事はマリアの人生を狂わせ、苦しめました。しかし、マリアは考えて告白しました。「お言葉通り、この身に成りますように」(38)これか らどうなるのか全く分からない不安と恐怖の中で、これから起こること、これからの人生を神様に委ねたのです。もし、自分の知恵で解決をはかり、自分の力に 頼るなら、「あなたは恵まれた方」と言われても、「どうして、そんなことがありえましょうか」と、これからも言い続けなければならないのです。

  それらのものを脇に置いて、主よ、あなたに委ねますと言ったときに、本当の解決が与えられ、平安が与えられるのです。皆さん、考えてみてください。私を愛 し、私の罪のために十字架についてくださり、自らの命をささげてくださった、この主イエスに時間も労力も使って従うとき、私たちの人生が無駄になったり、 不幸になると本気で思いますか?

  神様の希望に生き、神様の約束を待ち望む人は、たとえ行き詰まり、八方ふさがりとなったとしても、「神にできないことは何一つない」(37)。そんな確信 の中で力強く歩むことが出来るのです。「主がおっしゃったことは必ず実現すると信じた方は、なんと幸いでしょう」(45)とあります。聖書は今「恵まれた 方、主があなたと共におられる」と私たちに語るのです。神様のご計画が私の思いを超えて、この身になりますように。

 
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