【礼拝メッセージ 】                                       2015年07月05日 

 最高の生き方とは
     

マタイによる福音書22章34―40節

山岸 明牧師

   皆 さんは生きる基準をお持ちでしょうか?物事を判断するとき、善悪を判断するとき、何かを『する・しない』を判断するとき、いろいろな基準があります。例え ば、法律であったり、常識であったり、良心であったり、何かを基準にして生きています。しかし、これらのものは絶対ではありません。法律も変われば常識も 変わる、良心も状況によって変わります。つまり、私たちの基準は絶対ではないのです。

   聖書の中に「黄金律」ゴールデンルールと呼ばれるものがあります。それは、神様が人に与えた絶対と言える基準であります。混沌とした時代を乗り越えて来た 偉大なリーダーたちが、口を揃えて成功の原則は「黄金律」だと言っています。有名な御言葉に「だから、人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがた も人にしなさい」(マタイ7:12)。とあります。とても積極的な勧めであります。

 本来、黄金律とは「やり方」ではなく「あり方」が問われているものです。それは、表面的な行動だけを変えるのではなく、私たちの「あり方」、言い換えると「生き方」の問題なのです。生き方を変えずに、やり方だけを変えても長続きはせず、やがて行き詰ってしまいます。

 私たちはどう生きたら良いのでしょうか、律法の専門家が、イエスを試そうとして尋ねた。「先生、律法の中で、どの掟が最も重要でしょうか。」イエスは言 われた。『心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』これがもっとも重要な第一の掟である。第二も、これと同じよう に重要である。『隣人を自分のように愛しなさい。』(マタイ22:35−39)。

 私たちの生き方、それは「神を愛し、自分を愛し、隣人を愛する」こと。神は私たちに愛する生き方を願っています。それが私たちにとって最高の生き方なのです。これからの人生「愛する」ことにチャレンジしていきましょう。         


 
福音メッセージ一覧
戻る