【主日礼拝メッセージ 】                                                                       2017年03月26日 

   『成長シリーズ(3) 誘惑に勝つ』  

ヤコブの手紙4章7-10節

山岸 明牧師

 私 たちは日々誘惑に合います。私たちを誘惑するのは悪魔です。その目的は私を主イエスから引き離すため。信仰に疑いを持たせ、信仰を捨てさせるためにあらゆ る方法で誘惑してくるのです。私が誘惑を受けるのは、弱い人間だからではなく、主イエスに従う私を憎んでいるからです。

 まず、私たちが誘惑に勝つために知っておきたい事があります。自分がどんな状況の時に誘惑を受けやすいか。一人のとき、大勢のとき、疲れているとき、孤 独のとき、怒っているとき、心配しているとき、不安なとき、物事が順調なにとき、成功を収めたとき、私はどんな時に誘惑を受けやすいかです。

 ペトロは「信仰にしっかりと踏みとどまって、悪魔に抵抗しなさい」(ペトロ5:9)と言った。ペトロは何度も誘惑に屈し、辛い思いをし、涙を流した。不 覚にも主イエスを三度も知らないと言った。また、主イエスの十字架の道を阻み「サタン、引き下がれ、あなたはわたしの邪魔をする者、神のことを思わず、人 間のことを思っている」(マタイ16:23)と言われた。それでもペトロは信仰に踏みとどまった。

 パウロは「悪魔の策略に対抗して立つことができるように、神の武具を身につけなさい」(エフェソ6:11)と言った。主イエスが荒野で誘惑を受けられた とき、言い争う事はせず御言葉で抵抗された。空腹に耐え苦しむ主イエスに悪魔は「神の子なら、この石をパンになるよう命じたらどうだ」(マタイ4:3)。 それに対し主イエスは「わたしは空腹ではない」「私は我慢ができるから大丈夫」とは答えず、「人はパンだけで生きる者ではない。神の口から出る一つ一つの 言葉で生きる」(マタイ4:4)と仰せた。それでも誘惑を続ける悪魔に「あなたの主である神を試してはならない」「あなたの神である主を拝み、ただ主に仕 えよ」と仰せられると「そこで悪魔は離れ去った」(マタイ4:7−11)。

 主イエスは最後まで御言葉を持って抵抗された。「だから神に服従し、悪魔に反抗しなさい。そうすれば悪魔はあなたから逃げて行きます」(ヤコブ4:7)。私たちも信仰にとどまり、御言葉をもって誘惑に勝ち成長するのです。