【主日礼拝メッセージ 】                                                                                     2017年08月06日 

                          『聖書から見るコミュニケーション

                         ローマの信徒への手紙15章1−6節
                              山岸 明牧師
  人間関係を豊かに築いてい くために必要なものは何か「コミュニケーション」です。良いコミュニケーションは心の豊かさを生みます。しかし、歪んだコミュニケーションは心を深く傷つ け、社会を破壊していきます。夫婦関係、親子関係、友人関係、職場関係、学校関係などにおいて、どのように人間関係を築いて行ったら良いのか。主イエスの コミュニケーション見てみましょう。

1、主イエスは上からではなく対等なやり取りから始められた。(同じ目線で)
「キリストは、神の身分でありながら、神と等しい者であることに固執しようとは思わず、かえって自分を無にして、僕の身分になり、人間と同じ者になられま した。人間の姿で現れ、へりくだって、死に至るまで、それも十字架の死に至るまで従順でした」(フィリピ2:6−8)。主イエスは神と人間の立場を越え て、へりくだって、私たちと同じ目線に立ってくださった。

2、主イエスは弱さを担ってくださった。(互いに弱さを担う)
「わたしたち強い者は、強くない者の弱さを担うべきであり、自分の満足を求めるべきではありません。キリストもご自分の満足はお求めになりませんでした」 (1−2)。人は自分の弱さを認めず、また人にも弱さを見せない。それを知った上でコミュニケーションを取る、聖書は仰せる。「人は目に映ることを見る が、主は心によって見る」(Iサムエル16:7)。私たちはどうしても人のうわべを見て判断するが、主は、その人の心にある寂しさや、恐れや、悲しみを理 解し、その人の立場に立って話をされた。

3、主イエスは無条件で受け入れてくださった。(互いに受け入れ合う)
主イエスはコミュニケーションの苦手な人たちに「だから、神の栄光のためにキリストがあなたがたを受け入れてくださったように、あなたがたも互いに相手を 受け入れなさい」(7)と仰せられた。相手の違いを、問題点を数え合うのではなく、むしろ違いや問題点を肯定的に受け入れて、互いのありのままを受け入れ 合う努力が大切です。これは決して容易な事ではありません。そのためにも主イエスへの信仰が必要です。私たちはこの信仰を持って相手と関り、良き関係、コ ミュニケーションを結んでいくのです。
                   

 
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