主日礼拝メッセージ                                                                                   2018年09月23日 

人生は決断次第

ペトロの手紙(一)5章7節
                                                                            山岸 明牧師     
              
   聖書が伝える神は置物ではない。生きて働かれ、言葉をもって語り、私たちの人生に介入し“こと”を起こされる。それは主イエスの救いを受け入れ、従って生きるように、それも強制や義務ではなく、自ら喜んで決断する事を迫る。

 初めに、聖書は主イエスを信じる決断を求めます。ペトロは主イエスの救いに与るより、魚一匹獲るほうが大事な人生だった。皆が主イエスに従った時も、彼 は背を向けていた。それがペトロの選択と決断でした。ある日、ペトロは夜通し漁をしたが魚一匹も捕れなかった。そこに主イエスが来られ『沖に漕ぎ出して網 を下ろし、漁をしなさい』と仰せられた。ペトロは『先生、わたしたちは、夜通し苦労しましたが、何も取れませんでした。しかし、お言葉ですから、網を降ろ してみましょう』と答え、その通りにしてみると、何と、おびただしい魚がかかり、網が破れそうになった」(ルカ5:1−6)。ここが信仰の入口。自分の考 えや立場に固執しないで、主イエスがそうおっしゃるなら、あなたを信じてみましょう。この小さな決断によって神の恵みを体験した。私たちの信仰のきっかけ も主イエスを信じてみよう。この小さな決断から始まるのです。
 
 次に、主イエスと共に歩む人生で失敗を恐れない。小さな決断から始まったペトロの信仰人生、その後も決断と失敗の連続でした。数ある失敗の中でも一番の 失態は師である主イエスを知らないといって裏切ってしまった。それも3回も、しかし、この挫折がペトロを大きく成長させ、教会を代表する人になっていく、 失敗を通して主イエスの愛を知り、ペトロは信仰者として成長する事ができた。

 最後の大きな決断はすべてを主イエスに委ねる。これは大きな決断です。神に「委ねる」とは、運を天に任せ、後はなるようになれというようなものとは違 う。私たちは今こそ、思い切って未来を預ける、委ねる先を持たなければなりません。委ねるお方がある事は、これから先、不安があっても力強く希望を持って 生きる事が出来るのです。「思い煩いは、何もかも神にお任せしなさい。神があなたがたのことを心にかけていてくださるからです」(5:7)「あなたの重荷 を主にゆだねよ。主はあなたをささえてくださる。主は従う者を支え、とこしえに動揺しないように計らってくださる」(詩編55:23)



               

 
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