クリスマス礼拝メッセージ                                                                                   2018年12月23日 

さあ、教会に行こう

ルカによる福音書2章8-20節 
                                                                              山岸 明牧師
 最初に救い主誕生の知らせを受けたのは羊飼いたちでした。羊飼いたちは素直にこの知らせを受け「さあ、ベツレヘムへ行こう、主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか」と言った。羊飼いたちに伝えられた救い主の“しるし”とは何だったでしょう。

1、    布にくるまっている。
主イエスが生まれたのは家畜小屋でした。当時はどこの家庭にも布が常備されており、それは死体を包むためのものでした。主イエスを包んだ布はその死体をま く布であったのです。その布で生まれたばかりの赤ちゃんを包むなど普通では考えられません。しかし、それが救い主の“しるし”となったのです。その“しる し”の意味は、主イエスは生まれたときから、私たちのために十字架で死ぬということを現していたのです。
2、飼い葉桶の中。
なぜ飼い葉桶なのでしょうか。それはすべての宿屋に断られ生むべき部屋がなかった。つまり、この世にはキリストをお迎えする場所がなかった。飼い葉桶とは 家畜の餌を置く場所です。汚れた粗末な場所、そこに主イエスは身を置いてくださった。そして、飼い葉桶とは私たち一人一人の心だと思います。もし、私たち が清くなってから主イエスをお迎えしようとするなら、いつまでたっても救い主としてお迎えする事はできません。罪人のままで、傷や弱さがあるそのままの私 で良いのです。主イエスは私たちを救うために来てくださったことを覚えましょう。
3、乳飲み子。
救い主の“しるし”は一番弱い乳飲み子でした。それが神から遣わされた救い主です。私たちの想像する力強くて世を変革するようなお方ではありませんでし た。私たちの理想が救い主をつくりあげるのではありません。神が遣わされた救い主。そこを認めなければなりません。羊飼いたちは、救い主に会うために「急 いで行った」とあります。信仰の歩みは慌てずゆっくりと言いますが、ときに急がなければならないこともあるのです。何故ならば、私たちは明日、どうなるか 分らないからです。
                                              

               

 
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