ペンテコステ(聖霊降臨)礼拝メッセージ                            2019年06月09日 


                         『教会の誕生
                            使徒言行録 2章1−13節
                                 山岸 明牧師
              
 歴 史を見ると、教会は社会のいろいろな事に関わってきました。それは主イエスがそうであったからです。主イエスは人と成りてこの地上に来られ、私たちと同じ ように生活をされ、人々の人生に関わってくださった。故にキリストの体である教会は同じようにこの世で主イエスを表していくのです。人が集まる教会にはそ れぞれが持っている問題が現れるときがある、それによってときに互いにぶつかったり、傷つけたり、傷つけられたりという事が起こります。それでもなお、私 たちが教会に集まるのは、この世にキリストの体を立ち上げるためです。

  それは聖書が私たちに教える「互いに」を実践していくためです。互いに愛し合い、互いに赦し合い、互いに祈り合い、互いに支え合い、互いに励まし合う、 「互いに」は集まらないとできません。神が教会に聖霊を与えられたのも、私たちが聖霊の力を受けて主イエスを教会で表していくためです。

 私たちの現実の生活は綺麗ごとではすみません。日々、薬物だ、虐待だ、殺人だ、また解決できない問題もたくさんある。社会生活において私たちの心がかき 乱されることもたくさんある。そんな私がどうやって「互いに」を実践できるのかと考えてしまう。だが、たとえ私たちの意志が弱くても、私たちの努力が足り なくても、また頑張ってもできない事もある。でも諦める必要はありません。

 私たちが出来るかそれをするのではありません。出来ないから聖霊の力が必要なのです。私たちは信仰生活の中で愛の足りなさを突き付けられることがある。 その時にこそ聖霊の力を求めるチャンスです。「主の名を呼び求める者は、救われる」のです。聖霊に満たされよう。聖霊があなたに望むなら、私たちは主の栄 光を表す事が出来ます。聖霊は私たちに力を与え、キリストを証していく者にしてくださいます。そして人生の中で善い霊の実を結ばせてくださいます。聖霊の 力を受け立ち上がろう。

               

 
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