ミャンマーではこれまで3 年間にコロナ パンデミックとクーデターに遭遇。人々は、命、生計手段、自由の喪失が今や日常経験となっています。さらに将来への希望が喪失しているため、希望のメッセージを届けることが求められています。
キリスト教の希望の神学は信仰に基づいており、その基礎は神の約束にあります。「信仰とは、望んでいる事柄を確信し、見えない事実を確認することです。(ヘブライ11:1)。その希望に基づいて、私たちは差別と絶望、暴力と妨害、報復と復讐をなくすために最善を尽くします。私たちは、過去の功績に基づいてバプテスマを受けたのではなく、
将来における神の約束、つまり救い、永遠の命を信じています。充実した人生とはイエスによって体現された人生でもあります。初期の教会は神の約束を信じ、
希望を持っていたので、進歩、発展するために、あらゆる負の要因に逆らって努力しました。その希望と約束の中で、教会はその使命とミニストリーを育み、発
展させ、維持してきたのです。
キリスト教は、イエスの十字架刑と復活によって新しい人類が始まる、すなわち「救いとは、真の人間性になることにほかなりません」と教えています。この
人間性は完全であることを意味するものではなく、パウロが言うように、将来的に完全に実現されることを願うことです（I
コリント13：9）。未来（まだない）というのは、方向性のない、無秩序な、混乱した未来ではなく、十字架とイエスの復活を通して味わうことができるもの
です。
キリスト教は、クリスチャンであること自体が目的ではなく、進行中のプロセスの一部であるという意味で、期待される宗教です。クリスチャンは、将来の約
束の達成、またはキリストであるイエスを通して最終的な完成が約束されることを信じ、動かされています。希望の神学は、キリスト教徒、ミャンマーの人々、
日本の人々、そして私が社会の変革を予期することを奨励しています。平和と正義がキスを交わすような社会変革が実現することを願い、祈りながら働き続け、
愛を育んでいきましょう。