主日礼拝メッセージ                                                                        2022年10月09日

悟らせてください
  

山岸 明牧師

エフェソの信徒への手紙 1章15-23節(新約p352)
「心の目を開いてくださるように。そして、神の招きによって
どのような希望が与えられているか、
聖なる者たちの受け継ぐものがどれほど豊かな栄光に
輝いているか悟らせてくださるように。」


 
パウロはエフェソの信徒に書き送った手紙の最初に、信徒たちが信仰と愛に生きていることを知り、神に感謝をしました。私たちはどうでしょうか?信仰と愛に生きていきているでしょうか?パウロは神に感謝したのち、「どうか・・・」と言って信徒たちのために祈りました。

 どうか「知恵と啓示との霊を与え、神を深く知る事ができるようにし、心 の目を開いて下さるように。」(17) まずは心の目が開かれるようにとの祈 りです。皆さんの心の目は開かれていますか?自分を見ることも、人を見る ことも、目の前の物事を見るにも、肉眼で見るものと、心の目で見るものと は大きく違います。
心 の目が開かれると何が見えるのか、それは。「私たちに与えられている希望、受け継ぐ豊かな栄光です。」(18) 希望が見える。それは私たちがやがて引き継ぐ栄光、それは天の御国です。皆さんは人生のゴールの先にある御国が見えていますか?心の目が開かれると、御国 の希望と栄光がはっきり見えるのです。
 

 次に「私たち信仰者に対して絶大な働きをなさる神の力。」(19) 神の力と働きが分かる。キリストを死者の中から復活させた偉大な力が、私の人生にも起きていることがはっきりと分かる。こんな自分が救われて、永遠の命を与えられて、神の子とされている、そして天の父を礼拝できる。この恵みがどれほど偉大なことかが分かる。
最後にどうしたら目が開かれるのか。これは修行や人間の努力で開かれるものではありません。パウロは「神の啓示と霊によって」と言われた。聖霊が私たちの心の目を開いてくださるのです。そのために私たちは祈り求めるのです。「求めなさい。そうすれば与えられる。」(マタイ7:7) もし、自分の力で心の目を開けるのなら、やってみてほしい。できないから神に祈るのです。どうか私の心の目を開いて、神をもっと深く知ることができますように、そして十字架の栄光と希望の御国をはっきり見させてください。

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