【主日礼拝】
福音メッセージ
2005年6月26日
我ら、金の像を拝まず
ダニエル書第3章1節〜33節
コリントの信徒への手紙一8章4節
 
メッセージ:篠原健治牧師
1.燃え盛る炉に投げ込まれたダニエルの同志三人

ネブカドネツァル王は大きな金の像を造り、人々にその金の像を拝むように命じます。しかし、ダニエルと一緒に南ユダ王国から連れてこられたシャドラク、メシャク、アベド・ネゴの三人は、断固して金の像を拝みませんでした。

なぜなら、偶像を拝むことは、十戒(出エジプト記20章)で禁じられていた重要な律法だったからです。これに対して、ネブカドネツァル王は激怒し、三人を衣服を着けたまま縛り、燃え盛る炉に投げ込みます。その時、ネブカドネツァル王は、三人と「もう一人」が、火の中を自由に歩いているのが見ます。しかも何の害も受けていません。特に、「四人目の者」は神の子のような姿をしていました。これに驚いた王は、3人を炉の中から出すように命じます。

2.いろいろな偶像

 ところで、私達の周囲には多くの偶像が溢れています。仏像、仏壇も偶像です。また、見ない偶像として、お金、地位、名誉もあります。偶像に心が支配されていることを「偶像礼拝」と言います。どんな偶像も、それが宗教心から来ている、いないに関わらず、人間が必要とした結果、人間の側が造ったものです。私達が生まれる前からいらっしゃる神を無視して、自分に都合のいい神を造ってしまうほど、人間は「自己中心性」という罪を抱えているのです。

3.火の中に自ら入って下さる神の子キリスト

では、偶像ではない「真実の神」とはどんなお方なのでしょうか。先ほど、炉の中に入れられたのは三人でしたが、炉の中には、四人目の者−神の子−がいました。この四人目の者−神の子−こそキリストです。キリストは、自ら火の中に入って下さり、偶像礼拝の罪と闘い、私達を守って下さる方なのです。偶像自身が、私達の身代わりとなって自ら火の中に入ってくれるでしょうか。

 「世の中に偶像の神などはなく、また、唯一の神以外にいかなる神もいないことを、私たちは知っています。」

       (コリントの信徒への手紙一8章4節)

本文は長いのでパソコンでお読み下さい

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