【主日礼拝メッセ−ジ】                   2005年9月18日

「しもべの勝利−いつものとおりに」
ダニエル書6:1−29
マタイによる福音書6:25
メッセージ:篠原健治協力牧師 

1.嫉妬されるダニエル

第6章では、三代目ダレイオス王が登場します。ダニエルは、ダレイオス王に仕える大臣の一人でした。ダニエルには優れた霊が宿っていたので、他の大臣や総督よりも秀でており、王はダニエルに国全体を治めさせようとします。

しかし、そのことが大臣や総督の嫉妬を招きます。ダニエルは政務に忠実で、汚点も怠慢もなく、ダニエルを訴え出る口実を見つけることができません。それで彼らは「向こう三十日間、王様を差し置いて他の人間や神に願い事をする者は、だれであれ獅子の洞窟に投げ込まれる」という無茶苦茶な禁令を発布します。しかも、王は、内容をよく吟味せずに、禁令を発布してしまいました。

2.変わらぬダニエル

ダニエルは王が禁令に署名したことを知っていましたが、家に帰るといつものとおり、二階の部屋に上がり、エルサレムに向かって開かれた窓際にひざまずき、日に三度の祈りと賛美を自分の神に捧げました。役人達は、ダニエルが禁令に違反していることを王に通報します。ダレイオス王は、何とかしてダニエルを助けようとしますが、王であっても法律を簡単に変更できません。

3.ライオンがいる洞窟に入れられるダニエル

王は、仕方なくダニエルをライオンがいる洞窟に投げ込みます。王は「お前がいつも拝んでいる神がお前を救ってくださるように」とダニエルに言うことしかできませんでした。夜が明けるとすぐに王は、洞窟へ行き、何の傷も受けていないダニエルを発見します。王はダニエルと喜び合い、ダニエルを陥れた

者たちを妻子もろともライオンの洞窟に投げ込ませました。

4.神への信頼

なぜ、ダニエルは絶体絶命な時でも、平安でいることができたのでしょうか。

それは「神を信頼していたから」(24節)です。神への信頼とは「自分の命は神がすべて握っておられる」と心の奥底から信じることです。神への信頼は、一朝一夕ではなく日々の御言葉に基づいた祈りによって構築されるのです。
 
本文は長いのでパソコンでお読み下さい

戻る